エコツアー・レポート&体験記
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●南こうせつ GREENSOXサマーキャンプ inみずがき山リーゼンヒユッテ


●糞から奮!農村に再生した循環

型社会は環境学習の宝庫

●建設副産物学習会を振り返る

●釧路湿原100キロ馬の旅(3日間)

●阿蘇 カルデラツーリズムに参加して


●山梨大学教育人間科学部学校教育講座 座学より体験


● 桐生川源流の森 ボランティア体験交流ツアー


●稲本 正さんと行くニュージーランドの旅 6日間


●カナディアンロッキー・ウィンタースポーツの旅

→詳しくはコチラ




 ●南こうせつ GREENSOXサマーキャンプ inみずがき山リーゼンヒユッテ


2003.8.29
みずがきサマーキャンプ レポート
壱岐健一郎


今年の夏は変な気候だった。冷夏で長雨で「夏休み」のイメージとはほど遠い毎日だった。

このサマーキャンプまでは・・・。

朝8時新宿駅西口にバスツアー参加者が集まった。空は真っ青。ギラギラな太陽が照りつける中、大型バスは出発した。須玉町で現地集合組と合流し、5月に種まきをしたグループは畑へ移動。異常気象による不作が心配されたが、なんのその、大収穫。トウモロコシ、ズッキーニ、枝豆、ナス、ジャガイモなどなど、今夜のバーベキューの野菜類はあまり過ぎるほど収穫した。この日だけ参加したグループにも体験収穫を楽しんだ。さあ下ごしらえはプロに任せてお待ちかねの南こうせつミニライブへ。テント泊組はライブ会場横のサイトにテントを準備し、みんなスタンバイ OK !

でもまだ日が高い。天気は最高。少し日が陰ってからはじめましょうー、ということでノンビリ待機。涼しい風が吹いてきたところで、オイちゃん登場。なんか、みんなゆったり気分で「こうせつと66人の仲間たち」?の共有スペースができあがった。ゆっくり時間が流れていく感じだった。森にかこまれた宿舎兼ライブ会場のリーゼンヒュッテの広場は

なにもないのに贅沢な空間となった。ライブを始める直前、ステージ前には山積みのスイカ、お米、日本酒、ワイン、夜のお菓子うなぎパイ、それに土のついた野菜・・・。差し入れ歓迎!と発表したため、想像をはるかに越える、貢物(天皇献上品を含むこだわりの逸品ぞろい)?が届いていた。

「これもってきたの誰?」オイちゃんのインタビューが始まった。

 一通り紹介が終わったところで、貢物は調理場に運び込み、ソロが始った。

待ってました!

時の経つのを忘れていたら、いつの間にか薄暗くなっていた。そして満点の星が降ってきた。ライブが終わると、みんなでバーベキューパーティー。鶏肉に加えて地元特注の鹿、猪、熊の肉も用意。 GREENSOX サマーキャンプはミニライブ以外でも「食の楽しみ」「手作り企画」をアピールしたいと思っていた。ワインはこうせつさんのオゴリということで

地元山梨産ワインを8本空けた。こうせつさんはじめワイン通の皆さんが絶賛する味だった。お腹はいっぱい、喜びいっぱい。こうせつさんはみんなのテーブルを回るのに大忙し。

時間はどんどん過ぎていった。でも今夜は貸切、どうせみんな泊まりだー、という感じかな。そしてキャンプファイヤーへ。学生気分で火を囲んでの大合唱。全員参加の大ライブになっていた。最後はスターウォッチング。真っ赤な火星がひときわ大きく見えた。

おやすみなさい。

翌朝はこうせつさんは高知へ。朝食をみんなで食べて記念写真。みんなで送り出した。

楽しいひと時をありがとう!こうせつさん、そしてみなさんに感謝します。

「夢のような時間だった」という声を何人もの人から聞けたのはスタッフ冥利につきます。

また、お会いしましょう。  

サマーキャンプに携わって下さったかたの紹介

・神澤則夫(BBQ・朝食担当)

・NPOえがおつなげて(農園管理など)

・畑山農場(野菜)

・岡本英史(ワイン)

・おいしい学校(宿泊・パン)

・リーゼンヒユッテ(宿泊・コンサート会場)

・増富の湯(温泉など)

・メルカド(鶏肉などの食材)
皆様のおかげで、楽しいコンサートになりました。本当にありがとうございました。

 

 ●糞から奮!農村に再生した循環型社会は環境学習の宝庫

壱岐健一郎

数十年前の日本には、いたるところに自給自足が可能な環境があった。農村はもちろんのこと市街地の住宅にもささやかに鶏を飼ったり、畑を作ったりする家もあった。

それが、流通革命により市民生活は見違えるほど豊かになった。便利で衛生的な生活を否定するつもりはないが、不便さの中にあった生産物へのありがたみは確実に薄らいできたと感じる。朝、産み落とされた卵にそっと手を伸ばし、少し糞のついた 1 個の卵を、大事そうに台所へ運んでいった幼い自分を懐かしく思い出す。
そうだ、昔は環境学習の場は身近なところにどこにでもにあった。環境という単語が頻繁に使われる前の時代には、持続可能な循環型社会があたりまえだった。

夏のひと時、郷愁に浸るために書いているのではない。時代は過ぎ、昔、子供だった、今の大人たちにはやることがある。今の子供達に、昔の子供の感動を少しでも伝承することだ。その手段として通信、交通、その他の発展してきた産業の恩恵を十分使えばいい。

日本の農村も戦後の偏った政策で、本来の古きよき日本の農村ではなくなってきたが、

最近、見直され、循環型社会の原型としての農村(エコビレッジ等)も再生され始めた。



「都市農山村交流」という動きも一部で盛んになり始めている。山梨県須玉町増冨地区は構造改革特区として認定され「日本へ帰ろう」プロジェクトをスタートさせた。日本百名山みずがき山の麓、増冨ラジウム鉱泉のある山里は都市住民にとっての「ふりかえり」の場となる。農作業、林業体験を通して昔の子供が今の子供と親を「日本」へ導く。

 富士山麓にはオーストラリアのパーマカルチャーをモデルにした「富士エコパークビレッジ」がある。私財を投じて持続可能な社会の体験村を創られたオーナーには感動した。

電気はソーラー、風力で全て賄い、屎尿はコンポストで堆肥化、ビオトーブ、有機農場では欧米からのボランティアも楽しく働いている。

なにかしようと思うと、経済的、時間的、その他様々な障害が出てくる。そして思うだけで終わってしまう。しかし、教師でもない単なる親父でもこれだけは言える。体験に優る学習はないと・・。日帰りでいいから出かけてみてはどうだろう。学習効果はさておき、

みんな「元気」になることは請負ってもいいかな。

平成15年8月9日(台風10号通過中)


 ●建設副産物学習会を振り返る 

壱岐健一郎

小雨模様の天気の中、新宿から新宿環境情報ネットワークの小学生20名、保護者3名が大型バスで出発しました。板橋エコポリスセンターからは小学生16名、保護者3名が乗り込み、新宿と板橋の混合バスツアーが出来上がりました。


最初の見学先、東京都区内の都市整備一環事業【志村・坂下共同溝 工事現場】では雨の恩恵で予想したより涼しく見学ができました。全員ヘルメットをかぶり、少し緊張気味にエレベーターで地下へ移動。さきほど大型バスで走ってきた道路の下に、ライフラインをひとつにまとめた巨大なトンネルが建設されている現実に、全員目を見張っていました。

次に平成9年6月1日に、戸田市と国土交通省との共同事業によって、戸田市立郷土博物館の分館として開館した【彩湖自然学習センター】を訪問しました。こんな場所にこんな建物があったことに驚き、それぞれが館内を1階から5階まで歩き回って好奇心を満たしていました。荒川の流域に生息する生物や、荒川の歴史を解説した映像なども人気でした。余談ですが、研修室で配給したエコ弁当の竹の皮の容器に興味をもったのは子供よりも保護者でした。昼食後、すでに雨は上がり、館外では隣接したグリーンパークや荒川からの爽やかな風に佇みました。


最後の見学先、埼玉県所沢市【リサイクルセンター】(東明興行株式会社経営)では建設副産物の分別と再資源化について構内を案内していただき、まさに 勉強 しました。大型機械による分別作業から、なんども繰り返し、最後はベルトコンベアに流れてくるゴミを人間が選別分類する様子を見て、予想外の繊細な仕事振りと、その結果による、再資源化の重要性を実感した子供達は多かったようです。


たった1日の学習会ながらも、身近なところにこれまで知らなかった様々な施設が稼動し、まさに都市生活者のバックヤードを垣間見た経験が今後の日常生活に生かされることも少なくないと思われます。


最後に、このような貴重な体験の機会を作っていただきました関係各位に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

 


●釧路湿原100キロ馬の旅(3日間)

「馬上の人となり雄大な自然を満喫!」
壱岐健一郎

尻の痛みとビールのほろ苦さを楽しみ?ながら、釧路までの列車の中で書いている。初日、釧路駅で今回のメンバーと合流し、その後「花子」とも対面した。花子は人見知りもせず、よそ者の私を静かに受け入れてくれた。他のメンバーは乗馬経験豊富なベテランばかり、誰の目にも私が初心者であることは明らかだったろう。もちろん「花子」の目にも…。見誤るとすれば、仕事柄、日々のジョギングやマラソン、カヌーその他色んなアウトドアスポーツを楽しんで、一番日焼けしたこの顔が「できそー」に映ったのかもしれない。

海外に行く機会が多かった私は、以前アメリカのツーソンの岩山、砂漠を日本の子供たちと半日のホーストレッキングをしたことがある。勿論全員初心者。周りを屈強な本物のカウボーイが固めていた。昨年、オレゴンの海岸線を全盲の方と2時間のトレッキングもした。それぞれ楽しい思い出にもなっている。後は東京近郊で無料体験乗馬20分を囲いのなかでやっただけ。その私が100キロのホーストレッキングに挑戦するなんて。

これまで何度も北海道を旅したことがある。今回も全て行ったことがある所ばかり。ところが全て新鮮だった。馬、道、人、車までも関わり方が違った。従来のツアーでは半日で回るところを、3日間かけた。「花子」は静かなパートナーになってくれた。道は私たちのためにだけに下調べされ、繋ぎあわされた。車はあくまでも馬と人の補助役としてのみ使用された。そして本当の主役は「人」だった。ホスト役の両角夫妻、隊長兼先生役の獣医・浦崎先生、サポートカー運転役の城地さん、カナダ帰りのナイスガイ戸嶋さん、アシスタント役の高橋さん、そして本企画の産みの親、後藤さん。たった5人の参加者にこのサポート体制。


今年、22年勤めた大手旅行会社を退職し、少人数の手作りの旅をプロデュースする会社「REBORN」を創めた私にとっては、記念すべき年の記念すべき出来事の一つとなった。「旅の原点」を発見できたかもしれない。

スタッフの皆さんと参加者の黒田ファミリー、平川さん、そして私にとって初めての馬の友人?となった「花子」に心から感謝します。ありがとうございました。     
[2000年9月1日]


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