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集合写真
花と友(ニュージーランドの旅)
原 映子
3〜4人のいけばなの仲間が集まって 海外での交流は出来ないかなと話が発展して始まったのがこのツアー。
一昨年の秋、倉敷市の国際交流課に受け入れを問い合わせてもらったところ
2ヵ月後 クライストチャーチ市の生け花団体が受け入れをしてくださるとの回答をうけとる。それからは その受け入れ団体のレイさんとの直接のメールでのコンタクト。
本当に貧しい英語で会場の借用、その条件、 私達が行くまでの準備、花材の情報、収集。本当にわかってもらえるだろうかと不安になるほどの数々の仕事をお願いしました。しかし彼女は 色々な提示をし 私の希望を確実なものへとリードしてくれました
このイベントを含んでのツアーでは 通常のパックでは無理だろう。 旅行会社の リサーチ。
今は便利です。パソコンという摩訶不思議な 現代文明多目的多機能辞書が存在していて それの力を借りての検索。
一つの旅行会社を見つけました。 話し合えそうだと感じて何度かのコンタクトしているうちに 日本の代理店を紹介された。リボーンとの出会いです。
いろいろのアドバイスの元に 何とか私達の考えているような旅行条件がそろった。
現地でのイベントの実現と受け入れ団体とどうかかわれるか 期待と不安の交錯する中 現地から全ては
うまく運ぶだろうとの知らせ。 それを信じて出発。
メールでは何度も話しているけれど
会った時にどう言おうか.12時間の飛行機の中そのことで一杯だった。
クライストチャーチの空港に降り彼女と目が合ったときには感激家の私はすでにこみ上げて言葉にならない。やっとのことで “ サンキュー ” 彼女の腕の中でした。
彼女が私達のためにしてくださっていることが全てわかったようなきがした。花の荷物を下ろし 打ち合わせを済ますと 少ししかない観光のツアーに出発。 春の花の咲く町を抜けて郊外に出ると緑の絨毯。それから延々と続く緑。仕切られたいくつかのその中に羊がいる。人口の100倍と聞く、それでこれかな? 日本の人口の百倍ならうじゃうじゃかな、苦笑して遠くの岩山を見る。途中ガイドのパトリック君のお母さんのところで遅い昼食を食べる。 これは組み込まれたものでなく 私達が食事のチャンス失ったので 彼の配慮からです。メンバーの殆どは初めての経験、しかし皆そこで楽しんでいました。お礼に皆で日本の唱歌を合唱して最初の目的地テカポに向かう。
その辺りから景色が変わる。 荒々しさもなく 優しくもなく 雪を薄くかぶった岩山 緑だった牧草も少し枯れた色が多くなってきた。 高度が上がってきたといわれても勾配も、起伏も少ないのでもう一つわかっていない。テカポ湖について初めて
クライストチャーチとの違いに気づく。 さむ〜い! 湖と雪を薄くかぶった山々と澄んだ空気。ながれる雲。 なんと平和な景色。 私達の宿がすぐ近くだった
湖とその背景が庭の一部のような設定に豊かさを感じる。 透き通った空気に降れる。
翌朝、 タズマン氷河の遊覧飛行の予定が天候不順でかなわず せめて氷河の末端部でもと マウントクック近くまで走る。地球の歴史の時間の流れをそこに見た。 映画のロードオブザリングの収録がなされたところが近くだと聞くが させたくないなと思う。自然の妙技は見ているだけでいいよ。この辺りで一軒しかないと言う有名な・・・の像の立つレストランで昼食。このころになるとすっかりガイドのパトリック君 壱岐さんのリードは皆をとても心地よいものにしている。 遊覧飛行のキャンセルで少し早めに次の目的地クイ-ンズタウンへ。 岩山や枯れた農場、いくつかの湖といっても殆どがダム湖 大きな湖の向こうになだらかな牧場をいくつか通り過ぎ クイーンズタウンに近づくと緑が多くなり 羊の密度も増えてくる。

ミルフォードサウンドにて

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クライストチャーチ市での生け花
街はリゾート地でちょっとリッチな雰囲気を見せる。繁華街にある若者の集う店で夕食。これもパックのツアーではまったく経験しないだろうね。 翌早朝ミルフォードサンドに向かう。途中雪が降り始めカーブを曲がるたびに世界が冬に戻ってゆく。峠の手前でチェーン着装となる。確かクライストチャーチは春だったよなー。
峠を越えてからは雪は消える が 気温は・・・寒い。 何度かな。
遊覧船に乗って フィヨルドの海に出て あまりの自然のミステリアスな幻影の世界に言葉にならない。 太陽をさえぎる重い冬の空、 海に立つ岩山がそれぞれのいでたちを見せる。 裾は海面から垂直に近い角度できりあがり 多少の木々がその岩場に根をは張らしている。 その山々の海面近くに白い重たい雲が流れる。 突然の大きな壁、反り返る一枚の岩壁。 はるか遠く、高くから白い水の流れる筋。 いくつもの筋があちこちに。 どのくらいの高さなのだろうか、 アナウンスの声がエンジンと風の音で聞こえない。 雪混じりの嵐のような風の中でその冷たさと風のうねりを感じながらその景色を楽しむ
と、 操縦士がわざと滝の下に舳先を入れる。真下からその水の玉が風に押され流れていくのが見える。 大きな水玉が私の頭上を通り過ぎていった。小さな玉は霧のように流れた。 風に戯れ水玉の交錯する映像、二度と出会えぬ光景だろうなと船から降りる。
ミルフォードサンドの圧迫を感じるほどの景色の後は全てが平和で静かです。
そのころから 木々の面白い枝の流れに目を奪われる。悔しいな。手にすることが出来ない。 ボツボツ 花会が気なり始めた。 レイさん達は私達のために今ごろ枝を切っている頃だろうな。 それからは 車窓から見える木々の枝がどれも気になりだす。
クイーンズタウンの宿に帰って明日からの生け込み、花の展示 デモンストレーション等の打ち合わせをして 少し落ち着く。
翌日 クライストチャーチに戻って レイさんたちと合流。準備にいる。
レイさんたちが収集してくれている枝の確認。 会場準備。 花材の購入。
翌日朝8時からの 生け込み 12時前に完了。3時間あまりの生け込み時間、言葉をはさむ時間さえない 張り詰めた生け込み。
1時オープン。 リタさん 平川氏の挨拶に続いて 上野会長の挨拶。 2時からのデモン
ストレーション。 皆の顔に緊張はあっても堂々とそれぞれの想いを 会場の皆さんにアピールしている。 生け花体験も会場の皆と一緒になって笑い声の流れる中で終えた。
3時過ぎに会場が静かになって初めてそれぞれの花を見る。 皆その意気込みの見える花が入っているのを見て やはり我々のメンバーのエネルギーとセンスを確信しました
その夕方はレイさんのお宅でバーべキュウ
のご馳走になる。そこには私達のサポートを
メインになってして下さっている人達が私達を招いてくださっている。
言葉の壁をそーっと押しのけて 笑顔で手を差し伸べているこの人達に 私達の
感謝の気持ちをどう伝えようか。 ワインの心地よい酔いを楽しむ。
私達のメンバー皆の楽しそうな話し、 食べ、 笑っている様子に一安心。
最後の日 展示を終え 会場を後にした時 全てが終わった。 張り詰めていたものが 自分の中で崩れていくのがわかる。 その夜のフェアウェルパーティ。
レイさんのご主人の“一通のメールからこの日まで140通のメールが届いた”と。
私達の知らないところで多くの方々のリードの上にこのイべントが出来たことへの喜びと深い感謝の思いで一杯になった.。
ここに来て良かった。花を楽しむことと こ
地の豊かさと 寛容な人々と共にいられたこと。 今、私達は一杯幸せをもらいました。 いつか今度 私達がこの幸せを 彼らあげられる日を作ろう。
観光とイベントをかねた欲張り旅行 この企画を始めてから 旅を終え倉敷に帰るまで
壱岐さん、現地のツアー会社のサイモン、パトリックのハートフルなサポートに感謝いたします。

パトリック親子

クライストチャーチ市での生け花
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